2013年 07月 23日
類まれなる美しさ・・・
今回のパリ買付で最も充実しているのは布物と紙ものです
紙ものは、先日ご紹介したレース&ドレスの型紙や図案の
他に、18世紀のお花のリトグラフや手のひらサイズの聖書ミセル
など、ため息ものばかりを見つけてまいりました♪
まずは、レリーフが美しいミセル。
これは私が手にとった中で最も美しいレリーフ。
いえ、宗教ものはどれも神様への畏敬の念がこめられているので
美しいデザインが多いのですが、
これには、バラ、すみれ、ロココ調のレリーフ、パールリム、と
私が大好きなものばかり集められた完璧なデザインだったので・・・
この繊細さを見てくださいな^^
素材は、象牙の粉を固めたアイヴォリンだと思います
(売主のおじいさんは”イヴォワ”と発音されていたような・・・
こんなときフランス語がわからないともどかしいですね~)
これは手放すのにちょっと勇気が要りますネ^^
すみれファン、バラのファン、そして美しいレリーフには目がない、
という方に・・・
もう1冊ミセルを。
こちらは未使用のまま長く保管されていたとあって、三方金が美しいまま
残っています。
留め金も凝った作り・・・
中のページも美しいデザイン♪
一番後ろについているカレンダーが1891年から始まっているので
その前に作られたことがわかります
状態はパーフェクトですので、きれいなミセルが欲しい、という方に
おすすめ。
私はお部屋のディスプレイにアンティークの絵を飾るのが好きなので、
これを見たときには胸が高鳴りました♪
18~19世紀に作られたお花のリトグラフ。
今回の「ヴァンセンヌの森の骨董屋さん」というテーマにピッタリ
だと思って・・・^^
昔の版画はどうしてこんなに味わいがあるのでしょう?
手彩色かしら? なんて想像するのも楽しい♪
たくさんあった紙の束から厳選して6枚のみ大切に連れ帰りました。
お好みのフレームに入れてお部屋のメインに・・・
そして、こちらはレースの版画。
まるで青焼きの写真のよう・・・
と、思うほど精密な描写。
どういう目的で作られたものかはわかりませんが、
これもお気に入りのフレームに入れてずっと眺めていたいなぁ、と
思います
茶色バージョンもありますよ。
ハンドメイドのお教室やお店をされている方にも、ディスプレイとして
役だってくれるのではないかしら・・・
こちらはとても珍しい、エンボスのレース図案。
去年かおととしに、こうしたエンボスレースの小さな紙を
御紹介しました。
そちらは糸メーカーの広告用に作られたものでしたが、
これは刺繍の雑誌の付録のようです
まるで紙粘土か石膏で実物のレースを模ったような
感じです
まだまだたくさんあるのですけれど・・・(笑)
あと少しだけおつきあいください
ルーベンスの絵画集の一部なのでしょうか?
油絵とかには全然興味がないのですけど^^
こうした「素描」には引き込まれます
その他、子供の学習用スタンプなどで有名なフェルナンナタンの
カリグラフィー練習帳。
デッドストックなのでとても状態がよく、解説もとても丁寧。
最後に、とても珍しいフランスの王侯貴族たちの王冠の版画も
入荷しています♪
ワタクシ的には「激レア」なお品なので^^、
これはコレクションしたい逸品であります
かなり長い御紹介ページになりましたが、
今までのリアルショップで一番充実した紙モノです
私のように古い紙には目がない、という方、
ぜひぜひ28日においでくださいね!
*いずれのお品も28日に開催されるリアルショップに持って行きます。
お値段は直前でないと決まらないことが多いため、価格のお問い合わせは
御容赦くださいませ
real shop vol.8
『ヴァンセンヌの森の骨董屋さん』
■ハンドメイド作家
・green finger
・bloom
■アンティーク販売
・Favorites!
*日時--2013年7月28日(日)11:30~17:30
*場所--ギャラリーmado(詳細はこちら)