2015年 12月 09日
心奪われるアイリッシュクロッシェ♪
もともと好きだったクロッシェレースですが、
7月に開催したリアルショップでこのブラウスに出会ってから
すっかり「古色のアイリッシュクロッシェレース」に夢中になりました。。。
(こちらのお品はすでに販売済みです)
圧巻なのは、なんといっても中央のアイリッシュクロッシェ。
まるでレースの彫刻のようで、このようなお品を着ることが許された
レディはどんな女性だったのかと想いを馳せると、つい夢の中へ・・・
100年前後、あるいはそれ以上の年月が経過していますので
茶シミが発生していることもままあるのですが、
そうした痛みこそ『年月を経ている証』。
まるでクモの糸のような極細の糸でカッチリと編んでいるせいか、
とても丈夫で現在でも十分使用可能なものが多いです
なるべく状態のよいものをと探したら随分と時間がかかりましたが、
少しずつ美しいお品を集めることができました。。。
古色のアイリッシュクロッシェレース、モチーフ、
ギュピールレースのモチーフ・・・
老眼になったらきっと見えないであろう極細の糸^^
もしまちがえたとしてもあまりに細くて硬くて、きっとほどくことはできなかった
のでは? と思うほど熟練の技です
こちらはブラウスの前立てか何かだったでしょうか、
今回のお品の中でも最も古く、おそらく1800年代始めから半ばぐらいの
ものかと思います
モチーフとモチーフの間を編むのに入れこまれたピコット。
白糸刺繍でも使う技法ですが、これは一度編んでしまったら
ほどいてやり直すのはかなり難しい。。。
こちらはカフス部分。
色づきがあったので漂白しようかとも思いましたが、白くしてしまうと
アンティークの味わいがきれいにさっぱり抜けてしまうのですよ。
なので、このままに。
撮影しているうちにどんどんレースの魅力に引き込まれて、
あららら、
何十枚とシャッターを切ってしまう^^
こちらもブラウスの前飾り。
ほらほら、『レースの深淵』にあなたも入り込んでしまったでしょ(笑)
これらは全て「クリスマスBOX2015」に入れる予定です。
本当は全部同じアイテムでセットを作れるとよいのですが、
アンティークは古くなればなるほど同じものを複数枚用意することが
難しく、これらも1アイテムにつき1~3点しかご用意できません
そして、サイズもお値段もかなり幅がありますので、今年のクリスマスセットは
価格を統一せず、全部違う内容、お値段でご紹介しようと思います。
昨日ご紹介した布や、一部のアイテムは全セット共通となりますので
後日詳しくご紹介しますね!
どうぞお楽しみに~